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【チバラギ】お宝バイクCBXで仕上げた正統派ブチアゲが驚くほど王道だった!【旧車會】

2021年2月7日

連綿と受け継がれていく北関東流のブチアゲ族車。そのスタイルは全国にも知られた存在だろうが、驚くべきは令和の時代になってもまだ、新規のブチアゲが登場していること。スゴくない?
北関東方面でのイベント取材に行った際に驚かされるのが、イベント会場にブチアゲ単車がその都度スタンバイしていること。

もちろん、茨城・栃木はブチアゲ単車の“一大産地”だからして、地元開催のイベントにブチアゲが停まっていること自体は、さほど珍しいことではないかもしれない。

ただ、取材に訪れるごとに新たなバイクが完成しているのだ。

なかには外装の仕様変更だけではなく、まったく新しいバイクがブチあげられていることも。すでに令和も3年目にあって、この“ハイペース”は、やはり驚くべきことだ。




今回のCBX400Fも、恐らくこのイベントに合わせて製作されたブチアゲだ。

ベースカラーはスカイブルー、いわゆる空色で、プレスラインには白のラインが、そしてタンクの上面とサイドカバーには白で数字の「69」が描かれている。

かなりオシャレなカラーリングだが、ふちどりのボルボン(正式名称)はピンクと、好対照のカラー。

そして三段シートのボルボンはブルーで、エビテールのボルボンは、その三段シートの頂点から上の部分だけをブルーにするという計算が成されたもの。

左右に3本ずつ突き出したロング社旗棒には、黄色や紫など外装などでは使っていないカラーも使用していることから、三段シートやエビテールのボルボンがすべて計算ずくなのは明らか。ポッキーカラーの竹やりマフラーが、エビテールとは絶妙に高さを合わせている点も見逃せない。




ブチアゲにとって一番のキモともいえる2段ロケットは、下がデュアル、上がシングルのハーフ。どちらかが大きくなりすぎないようバランスをとった結果だ。

しっかり4連ラッパを装着している点もポイントが高い。




写真だけでは分かりにくいかもしれないが、マフラーが出ていない後輪左側はマーカーや回転灯でドレスアップ。

“光もの100個”とまではいかなかったが、北関東流ブチアゲの伝統にのっとった仕様となっている。

ブチアゲ単車というと、その特異なルックスから“ただ目立ちたいだけの仕様”という印象を持たれがち。それも間違いではないかもしれないが、一方で様式に乗っ取った流儀や仕様というものも、確実に存在する。そういった前提でブチアゲを眺めてみるのもまた一興だろう。




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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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