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【Kawasaki】ザ・旧車會仕様のゼファー400!コールも意識した抜かりない改造バイク

2020年8月19日

若い世代を中心に人気の現行車・ゼファー。ネイキットブームの立役者として日本のバイク史にその名を残す名車だが、支持を得るのはなぜか? その答えがこのバイクにはある⁉

特に明確な決まりごとがあるわけではないが、旧車會における「旧車」と「現行車」の区切りは1989年にありそうだ。

CBRの登場以降、バイク業界は一気にレーサーレプリカへと舵を切っていたため、CBR以降は族車向きのバイクがどんどん減少していった。


そのため、CBRをひとつの区切りと考える向きもあるが、もう一つの考え方としてはゼファー前かゼファー以降か、という考え方もある。

90年に登場したゼファーによってネイキット市場は拡大し、スーフォアやXJRもゼファーの登場によって、市民権を得たバイクだといっていいだろう。


運転しやすい、速い、壊れにくい。「Kawasaki・Zephyr(ゼファー)」が優れている点は多く、それゆえ人気も高いバイクだが、人気の理由はそれだけではない。

若い世代の暴走族OBにとっては、むしろゼファーこそが当時のリアルだから、というケースが非常に多そうだ。

昭和世代がCBXに熱狂したのと同じように、平成世代はゼファーに跨りゼファーと共にアツい夜を過ごしていたのではないか。むしろ、理由としてはそちらの方がしっくりくる。

こちらのゼファーも、作りとしては完全に旧車會仕様。イベント会場でサーキットを走っていても、他の旧車に一歩も引けを取らない仕上がりだ。

外装カラーは黒とシルバーのツートンで仕上げたファイヤーパターン。縁どりの赤が差し色で、フルカウルの内側や三段シートのパイピング、キャリパーなどにも同色を用いて全体を引き締めている。


ハンドルはCBXハン。トップブリッジを換装して装着しているのは、コールへの対応だろうか。マフラーもプリティーのガニマタブレットを付けていて、こちらもやはりコールへの意識の高さを伺わせる。


リアショックはオーリンズ。シートカウル&テールランプはカワサキの魂を感じさせるZ2仕様。どこまで行っても手抜かりはなく、意識の高さを感じさせる一台だ。

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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