【こだわりの1台】レベルくっそ高い!マニアなショップが本気で仕上げたゼファーがヤバい!
2020/07/21
COLUMN
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旧車會のなかでは“現行車”というカテゴリーに属するゼファー。昭和と平成で区分分けするとしたら、たしかに平成と共に世に現れたゼファーは、CBXやGSと比べたらひと時代若い存在ではある。
CBRやスズキのRGΓ(ガンマ)の登場以降、レーサーレプリカが全盛となっていったなか、カワサキが一大決心をもって世に送り出したのがゼファー。
ゼファーとは英語で『西風』という意味だが、これは工場がある兵庫県明石市(関西)からバイク界に新風を吹き込む!という意思を込めたもの。商標登録していたアメリカの某大手自動車メーカーから、商標を買い取ってまで名付けほど、会社としても思い入れがあるバイクだった。

ネイキット、つまり余計な装飾がない“丸裸”のスタイルが、悪いはずがない。4気筒400㏄バイクらしい、シンプルながら万人受けするルックスは、バイク改造のベースとしても汎用性が高い。
今回のゼファーはまず、外装の完成度が特段高い。
外装ペイントは白・黒・赤の3色をバランスよく配置。これがパールやラメなどを加えないソリッドカラーだけで成り立っているのがスゴい。

エンジン回りも、メインは黒と赤。パーツごとに様々なタイプの塗装が施されていて、同じ黒でも見え方に立体感が生まれる。

そして、ゼファーのパーツのなかでも特徴的なのがホイールとスイングアームの形状。その特徴的なパーツにも、しっかり赤と黒の塗装が施されている。
凹凸の凹の部分は赤、そして凸の部分は黒と、塗り分けもされていて、走る姿も気になってしまう。
初代の発売からは30年以上が経過、さらには絶版車でもあるのだから、令和に元号が変わったこのタイミングで、扱いも変えてみてはどうだろうか。