元々のCBR人気には「CBXの代用品」といった側面があったのは否めないだろう。REVシステムが追加されているとはいえ、ほぼ同じエンジンを搭載しているのが人気の一旦だっただろう。
ただ、今では「CBXよりもコールが切りやすい」という人もいるくらいの人気を集まるバイクになっている。旧車會で流行のバイクのなかでは形も独特で、好みは分かれるが今では“純然たるCBRファン”が付いているバイクだろう。
こちらのCBRも、独特なスタイルを持ったCBR好きな人が仕上げたマシン。コミネタイプのフルカウルを低めにセット。かなりリアを持ち上げた、走り屋系の“神奈川仕様”のようなルックスになっている。
外装カラーは深いパープルにプレスラインに沿ったラインがはいったスタイリッシュな仕様。
ハンドルやステップのステー、ジェネレーターカバーなど、ところどこに加えた赤く塗装したパーツが絶妙なアクセントになっている。
そして、こちらのCBRのポイントのひとつが、足回り。CBXの、それも550Fのダブルインボードを装着しているのだ。
CBRにCBXの足回りを換装する手法はここ数年のトレンドのようで、たびたび目にするもの。さらに特徴的なのはリムやブーメランコムスターは白に、インボード部分は赤に塗り分けた“日の丸仕様"。車両全体の塗装とも、ほどよいバランスがとれている。
ケツ上げのためにリアショックを調整、その分スイングアームは通常より鋭角になってしまう。その分、ホイールベース(前後のホイールの距離)は短く、重心も上になる。安定性を犠牲にしても、ルックスを優先させるのもまた、ひとつの主張の現れだろう。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部