【GT380】“ヤレ車”と“ヤラレ仕様”はどう違う?ヤラレのサンパチがその差異を物語る

2021/05/27

COLUMN

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元々はヤレもヤラレも語源は一緒だったはずだが、ヤレとヤラレ仕様はごく近いが微妙に意味合いが違う。その辺りを実機を通してお伝えしていこう!
元々、絶版車の世界には“ヤレ車”というジャンルがあった。

バイクや車の経年劣化を俗に“ヤレ”というが、この“ヤレ”に関しては一切手を加えず、サビや汚れをそのまま残す。ただ、エンジンの内部やキャブ、タイヤなどの安全面に関する場所だけはしっかり手を加えておく。そういった仕様だ。





これに対し、塗装や加工によって経年劣化やダメージを表現して、旧車が持つ古さのイメージを増強させたのが“ヤラレ仕様”。ジーンズでいうところの「ヴィンテージ」と「ダメージ加工」の違いだろうか。

ただ、ジーンズに比べてバイクや車の場合はそこまで両者を明確に区分していなにので、リアルな経年劣化を経た車両を“ヤラレ”と呼んでも問題はないようだ。“ヤレ”も“ヤラレ”もほぼ同じ意味で使っている言葉なので、使う側も違和感はないだろう。





こちらのサンパチもヤラレ仕様。あえてエアブラシではなくスプレー缶や刷毛塗りの塗料で塗装。ニーグリップでヒザが当たる部分や角部分の塗装をかすれさせたり、文字を書いた黒の塗料が飛び散っていたりと、あえて“ラフな自家塗装”を演出している。

習性として、どうしてもバイクは奇麗に仕上げたくなってしまうものだが、そこをグッと堪えているのが伝わってくる。書き文字のチョイスも昭和暴走族を思い起こさせるものだ。





シリンダーヘッドには“お約束”のアルミ製ピンチを多用。こういったアイテムは効果があるかどうかではなく、当時の雰囲気を伝えるのが大事だ。

ホイールは前後ともセブンスターキャスト。一気に重厚感が増してくる。そしてマフラーには「マーシャル」のプレートが。ネコの「MARCHAL」とは別物だが、古くからあるメーカーでこちらも当時物だ。

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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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