いま、一番単価が高いパーツといえば、CBXのエンジンだろうか。フレームだけでも40~50万円が相場だというし、エンジンだけで100万円くらいは普通にかかるそうだ。
ほかで取引額が高いパーツといえば、キャストホイールも安定して高値が続いている。人気の高いセブンスターのキャストホイールなどは、当時ものになると100万円OVERで出品されることもあるのだとか。
さすがに100万円単位での取引はないが、最近中古パーツ市場で価格がググッと上昇傾向にあるのが、コレ。
CBXインテグラカウル!
このインテグラカウルがあればこそ、のちのレーサーレプリカブームが始まったといっても過言ではない。
というのも、このインテグラカウルが登場する時期までは、カウルもセパハンも法律で装着が禁じられていた。
とはいえ、セパハンもカウルもユーザーからの人気は高い。そこでホンダは一計を案じ、VFとVTにはビキニカウルを装着して目を逸らし、標準装備ではなくバリエーションのひとつとして、インテグラモデルを用意。
省庁からは激しい追及も入ったようだが、これをかわすための手段もホンダはすでにとっていた。
それが独自の名称設定。
だからこのパーツ、正確にはカウルではなく“フェアリング”。微妙な名称を付け、なんとか法の目をかいくぐろうと苦心した結果だったワケで、それゆえ本当にレースで使用することはまずなく、かといってファッション性に優れたパーツかといえば、そうでもないのが実情だ。
それゆえ、旧車會界隈ではカワサキのGPz400のカウルと並んで「着いていたら外して捨てる」パーツの最右翼だったと聞く。
そんなパーツが何故、今また再評価されているのかというと、ちゃんと理由があるようだ。
ひとつは、コロナ禍で一般的なバイク熱、もっといえば
そしてもうひとつが、YouTubeの影響だという。
バイク系のYouTuberがインテグラに乗っている動画をアップし始めたことで、インテグラに対しての興味がアップしているのだそうだ。
半年ほど前の相場が2万から5万円
それが今ではオークションでも5万円じゃ落札できないのだ。
インテグラカウルが納屋に眠っているあなた!
それ、大事な資産だからね!
今までは邪魔者だったかもしれないけど、もう違うから!
今売るか、ちょっと様子を見るか?
林修先生でも判断に迷うところ。
いずれにしても、大事にしてください!!
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執筆者:i-Q JAPAN編集部