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【峠のナナハンキラー】意外と珍しい!?ザ・族車仕様のRZがかなり仕上がっている件

2020年8月2日

走りのバイクとしても名高いRZを、完全族車仕様に改造した今回のバイク。綺麗にまとめることなく好みを追求した結果が、このRZだった。
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「YAMAHA・RZ」といえば、80年代の4気筒ブームにあって、その軽妙な走りで峠のローリング族からは"ナナハンキラー"と崇められたバイク。どちらかといえば、走りのバイクというイメージが強い。

走行性能を大きく左右するパワーウェイトレシオの数値も250の3.97kg/psから3.17kg/psへ引上げられた。これは当時の750ccクラスと肩を並べる数値であったため、ナナハンキラー(北米では「ポケットロケット」)の異名を持つまでの存在となった。

引用元:旧車會 - Wikipedia

ただ、音量がデカくてラフな排気音を求める層は一定数いて、族車としてもしっかり人気があったバイクだった。

XJやXJRも含めて、どういう訳かヤマハのバイクは純正を活かした改造を好むオーナーさんが多い。旧車會イベントでもRZは全く見ないバイクではないが、多くが純正風か、それに近い仕様が多く見られる。




そんななか、銀ラメにライン塗装という旧車會バイク然とした仕様で登場したのが、こちらの「RZ250」だ。

ライン塗装はキャンディーカラーの紫・青・赤をボカシを加えて入れていて、ボトムケースは赤、フレームはオレンジという、暴力的な色使い。RZのエンジンサウンド同様、ラフな荒々しさを感じさせる。




バイクの特徴のひとつがステッカーワークの多彩さ。赤のシールドには、自チームやつながりの深いチームなどのステッカーが、びっしりと貼られている。

ステッカーのコレクターでもあるオーナー氏の特性を活かした仕様だ。




ラフさが魅力のバイクだが、ケツ上げしたテールとマフラーがきっちり平行しているなど、要所で細かさも見せている。

その辺は、RZオーナーで結成された全国組織『あ~るず』にも、三段シートが付いたバイクオーナーとしては唯一加入しているRZ好きとしての矜持だろう。


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執筆者:i-Q JAPAN編集部

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