【CB400T】しっかりアレンジしたバブにめったに見ないアレが付いていた!
2021/02/18
COLUMN
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キレイにカスタムしないと改造が活きないバイクもあれば、ラフなカスタムでも味が出るバイクは、確実に存在する。
今回登場するCB400Tなどは間違いなく後者。旧車會仕様のがっつりカスタムされたバイクでも、多少ラフでも現役感がある仕様が似合ってしまうのがバブだ。

ドッカン風防とアップハンのバランスはかなり渋め。風防の垂れはウインカーステーの前に出すスタイルだ。
フェンダーは前後とも純正の鉄メッキから換装。エンジンカバーは初期の卵型を装着し、メッキ加工でゴージャス感を加えている。
約70センチ延長の三段シートは、ほぼ垂直に立ち上げた。これはなかなか個性的。さらに20センチほど突き出した竹やりマフラーは少し外側に傾けて装着し、ケツ乗りに配慮している。

そして外装は、ラメ地にキャンディーピンクの上下のグラデーション。これはバブが登場した70年代後期から流行り始めた手法で、バイクの時代背景ともマッチしている。
タンクの給油口付近には小泉今日子や中森明菜と同期のアイドル、柏原よしえの“シール”が! 銀ラメの上から貼っているということは、タンク自体が当時のものなのか、シールを取っておいたものなのか。どちらかは不明も、このシール一枚で当時感がグッと増しているのは間違いない。

今回のタイトルにあった“めったに見ないアレ”が、まさにこのシール……ということでは当然なくて、めったに見ないアイテムというのがタンクに貼られた“HONDA”ロゴのプレート。
今では純正でもロゴマークはペイントが主流だが、70年代から80年代前半まではプレート式がほとんど。経費削減のため、ヨンフォアがロゴマークをペイントにしたことが話題を集めたほどだった。

旧車會のバイクでも、デザインの一部を隠してしまうなどの理由から、ロゴマークのプレートは外してしまうことがほとんど。
特にバブの場合はプレートが残っているケースはかなりレアで、かつ外装デザインとのバランスもいい。
「ノーマル感が出てしまう」ということもあるのかもしれないが、スタイルとしては面白いのではないだろうか。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部