左右でカラーリングを変えるバイカラーは今やメジャーなカスタム手法のひとつになりつつある。
たとえばCBXで右は「赤×白」で左は「青×白」を塗装したり、完全オリジナルで紫とピンクのグラデーションを使って左右を2色を塗り分けたりと、バイカラーの仕様についても様々なカラーリングが存在する。
こちらのCBXも左右で2色を使ったバイカラー仕様。右側がグリーンメタリック、左側がムラメタの2トーンで、これはキリンの炭酸飲料メッツ(Met’s)のカラーリング。グリーンメタリックがグレープフルーツ味、ムラメタがグレープ味だった。
最近はたまーにグレープフルーツ味を自販機に見かける程度だが、ひと昔前はコカ・コーラに対抗する炭酸飲料であって、かなり人気があった。そのメッツの缶のカラーリングを左右に配している。これは左右の配色のバランス、必然性などを考えると、かなり理にかなった配色と言える。
そしてこのCBXの、もうひとつ面白いところが『街道レーサー』を意識しているところ。バックミラーのビタローニはよくあるが、サイドカバーに特徴を持たせている。
右がケーニッヒ仕様のエアダクト、そして左側がブルーバード610の鮫エラもしくはMR-Ⅱをイメージしたダクトを作っている。さらにスクリーンには流れ星マーカー、BEETテールの裏側にはLOVE灯を仕込んで四つ輪風の改造もバイクカスタムで楽しんでいる。
三段シートは街道レーサーの改造でも使われるチンチラ張り。色は紫で、左側から見たら統一感がある、右側から見たらハッキリしたコントラストのカラーリングもポイントのひとつになっている。
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執筆者:i-Q JAPAN編集部